NAS ( NETGEAR ReadyNAS 214) に robocopy でバックアップ

投稿者: | 2018年12月11日

Netgearの ReadyNAS 214 を購入しました。

2018年 9月18日 00:05 に NTT-X で 25,980円 です。
会員割引クーポン7,020円分適用とはいえ、かなり安いほうです。
今では NTT-X でも 36,932円 とはびっくり。
まるで初代の『信長の野望』で台風が来たあとの米の値段みたいに上がっています。

amazonは以下のリンクで。
2018/12/11現在では買いづらい値段になってます。

ReadyNAS 214

サイズ的にはハードディスク5~6個分の大きさで、非常にシンプル。
4台まで収納可能なのでRAID 5を組めます。

ゴミ捨て場…じゃなくて、データ保管庫としては十分。
うちは徐々にディスク入れ替えをしていたので、HGST 3TB HDD(7,200rpm)がちょうど4個放出(はなてん…じゃないよ)される状況になったので買ってみました。

RAID構成で容量は減ります。
さらに、1024と1000の関係(TiBとTB)でも変わってくるので、「え? 私のハードディスク少なすぎ!?」ってな感じにもなります。

ハードディスクはマウンタをつけるのもドライバーがあればすぐ。
それを挿して初期設定は特に問題く進められます。


ただし、初期のRAID構築とフォーマットは異様に時間がかります。回しっぱなしで外出して、夜は寝たりして1日弱かかった記憶があります。
大容量のRAIDのビルドはRAIDボードを載せたサーバ類でも時間がかかる経験をしていれば「仕方ない」と思いますが、はじめてだと「遅っ」と思う人もいるでしょう。止めずに回したままにしましょう。
HGST 0S03663 を4台構成の場合ですが、ファンの回転音がする程度です。初期ビルドや初期の全コピーのような場面ではハードディスクは50度を超える程度まで発熱します。ファン回転数は「静音」ではなく「バランス」を選び、それがけっこう回った状態になります。シューという回転音は結構気になります。
コピーが終わったあとのアイドリング状態で1,400rpm程度で回り、ディスクの温度は外側40度程度、内側45度程度です。shuttleの窒息ケースで使った際には1,000rpmくらいで排気して35度程度と記憶しています。ぴったりくっついてファン1つの排気では仕方ないでしょう。

筐体は小さいし、後ろにハンドルがあって持ちやすいです。

バックアップ

C:\backup というフォルダを作り、以下のようなバッチを置いています。


allbackup.bat

time/t > start.txt
call dmail.bat
call ecopy.bat
call hcopy.bat
call fcopy.bat
call ucopy.bat
time/t > end.txt

本体のファイルでこれをダブルクリックして実行します。


dmail.bat

robocopy D:\MailData \\192.168.111.1\backup\MailData /MIR /DCOPY:DAT /COPY:DAT /W:1 /R:1 /NP /LOG:.\d.txt

DドライブはSSDで、ここにthunderbirdのメールのドライブを配置しているのでフォルダ指定で抜きます。うちの閉鎖LANのほうのIPなので、ここで見られても問題ないでしょう。

今回のように相手がWindowsサーバでないケースでは /COPYALL や /COPY:DATSU のようなDAT以外のコピーはうまくいかないようです。その必要もないため、/COPY も /DCOPY も DAT にしてあります。
仕事の場面ではドメインのWindows Serverの全バックアップの時には /B のバックアップモードが有効なこともあります。管理者権限でも読めない設定にされているファイルでも、管理者が権限がないままにコピーできます。


ecopy.bat

robocopy E:\ \\192.168.111.1\backup\E /MIR /DCOPY:DAT /COPY:DAT /W:1 /R:1 /NP /XD “$RECYCLE.BIN” “System Volume Information” /LOG:.\e.txt

こっちは /XD で除外指定しているあたりがポイントでしょうか。

なお、このコピーをすると、コピー先がWindowsの場合、そのフォルダが隠しフォルダになってしまいます。
ドライブのトップには隠し属性があり、このようにアクセス権込みでコピーすると隠しフォルダになってしまうというよくわからない話がありました。隠し属性を解除しておきたい場合は、attrib コマンドです。自分しか使わないバックアップならば気にしないで放置しておきます。

使用してみて

悪くはないです。バックアップ時だけ電源を入れて使っています。
一度だけ、SMB のサービスが落ちていてディスクが見えなく案るというわけのわからないことは起こりましたが、それ以外は問題ありません。ただし、ネットを見るとファームウェアのアップデートでトラブルが起きた人もいるというので、少し慎重に考えています。
NETGEARのWifiルーターは2つ、スイッチは1つ買っています。こちらは何の問題もないし、ルーターのほうは使いやすいという印象です。

この NAS については可もなく、不可もなくですが、値段を考えればこんなものでしょう。それに、NAS にデータ置き場しか期待しない人間には問題なし。ファンの音も常時電源オンだと気になる程度。

ひとつ嫌なのは、NETGEAR の組織なのか日本法人なのかに動きがあったようで、サイトの作りで違うところにリンクされていると思うページがあったり、サポートでログインしても自分の登録している機器が見れない点。
このサポートへのログインはけっこう深刻で、買ってからサポートを受けるまでに登録しなければならない期間を切られている点。それなのにスムーズに登録できないし、サイトからできない場合はメールとあるようですが、その告知にたどり着くのにも苦労した点。そういうことはもっとわかりやすく、探さなくても見つかる場所に表示してもらいたいです。
そして、その状態でもメール等で確認できればサポートはする、とNETGEARは返信してきましたが、だからといって何か月もその状態が直らないのは手抜きに思えてなりません。コンシューマー向けの製品のサポートが値段の割に手間でメーカーに負担なのだろうとは思いますが、やるならちゃんとやってもらいたいとは思います。
今後、とある事情で20万程度のL3スイッチを購入しようと思っています。こっちもマニュアル日本語化と書いてあったけれど、そこになかなかたどり着けなかったです。リンクをたどるのがわかりづらいです。また、全部を日本語マニュアルにしているのではない点も中途半端。L3のマニュアルくらい、英語ダメなやつでもわかるだろといわれそうだし、それくらい当然というのもわかるし、実際にやったらできるとは思いますが、それなら書くなよとも思うもの。
TP-Linkとかバッファローやプラネックスが嫌いでもあり、NETGEARは使い続けたいメーカーだから、このあたりは変えていってほしいという希望です。

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  1. ピンバック: SSDその他の価格動向 – 湘南藤沢.ネット

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