第24回 NHKマイルカップの予想

投稿者: | 2019年5月5日

今の時点の予想

◎グランアレグリア

あとは紐にします。

クリノガウディー(パドック見てよければ)
ヴィッテルスバッハ(パドック見てよければ)
トオヤリトセイト(パドック見てよければ)
ダノンチェイサー(馬場が乾いてくれば)
ケイデンスコール(パドック見てよければ)
イベリス(馬場が乾いて、パドックよければ…だから多分買わない)

グランアレグリアとの馬連でも、ダノンチェイサー以外は結構付くなぁ…

競馬をみんなで検討して予想をぶつけ合うのは楽しいですね。あと勝った馬券の自慢を聞くのも、レース後とか1年後のそのレースの時ならおっけー。自慢し続ける人にいはガッカリするれど、当てた人が自慢したくなる気持ちはわかります。だから競馬は面白いのです。

今週も予想を書いてくれるでしょうか? > Road to Sendagaya

そうはいっても、ブログにダラダラと偉そうに解説するのもどうかと思いますが、これは今日の昼ころにうちの親族(叔母達)に説明するために事前にまとめるつもりで書いたものです。

ずいぶん前に年金生活に入っているような叔母ふたりは、多分、そこそこのお金があるはずで生活は悠々自適。
競馬歴は20年程度にはなるでしょうか。GIしかやりません。それも1000円だけ。勧めてしまったからこっちがやめられない感もあります。(笑)
時間にも余裕がある人達だし面白いかなと競馬を勧めたら、毎回買うようになりました。それも…1000円だけでGIだけという限定なのに、こんな感じの解説を調教映像とレース映像見せながら、毎回3時間くらいしてあげることになっているから、少々後悔もあります(笑)

どんなレースと考えるか

昨今の社台の運動会化とルメール最優先とローテーションや休み明けが関係なくなっている状況からすれば、レースの傾向分析は限定的に考えていいと思います。
皐月賞や桜花賞であっても、もはやトライアル上位馬をアテにするより、その馬に合わせたという言い訳の間隔の空いたローテーションでルメールが乗る馬が勝つような時代です。

でも、府中については直線が長く途中に坂があり、その坂も中山のような急坂と言うよりは緩やかで長く、登ったあとに200m程度の平坦なところがあるという形状。逃げ切る馬もいるけれど、時計の速い差し追い込みが決まるイメージも強いです。

向正面の発走で長い直線から3~4コーナー、長い直線でゴールというコース。外枠が有利なわけはないですが、個人的にはあまり気にしなくても良いと感じています。

過去の傾向でもローテーションはあてにしないものの、コース形態が同じならば、それに起因するものはアテにしていいのではないかと思います。府中のマイルは『マイル以上を買ったことのない』馬は減点材料でしょう。『マイル以上を走ったことがない』となると、それ以上の減点。未知の距離というか、馬にしてみれば「あれ? まだゴールこないの?」という感覚なのかもしれません。

牝馬という点は大丈夫。むしろ、ここに出てくる牝馬は有力。
牡馬と混じって戦うことは不利になりやすく、一部の有力牝馬が牡馬をも圧倒する力を発揮しています。ここでも出走頭数からしたら牡馬よりいいはず。牝馬の場合、同じマイルの桜花賞からオークスという流れは距離が1.5倍にもなるので、皐月賞よりも変化が大きいです。だから、2400mの適性よりマイルの適性のほうが大きいと思う陣営は(本当にそうか、ルメール確保かは怪しい昨今です)こちらを目指すのでしょう。そしてここに出るには獲得賞金での順位も重要ですから、牡馬のそれに食い込める成績がある馬です。皐月賞からの中2週より中3週もよさそう。

頭は決まり

グランアレグリアについては、朝日杯で牡馬に負けた、マイルで負けているあたりは桜花賞でのあのレースっぷりを見れば昔のことと割り切りましょう。それもGIで3着だから、掲示板はずしたとか2桁とかではないから大丈夫。
以前なら普通でも、最近の間があくローテーションを経験してきたこの馬からすると詰まり気味、桜花賞は輸送競馬だったこと、調教も藤沢厩舎恒例の馬なりという点も、今回は地元だし調教後馬体重も大きくは変動していないので問題ないと見ます。
もし、ここで馬場が悪くなっても…ダメではないでしょう。府中のマイル重賞を勝っているのだから、馬場適性も大。

相手選び

クリノガウディーは調教の良さは気になります。1勝馬で新馬以降勝ちはない、府中重賞で負けていて、朝日杯の好走はあっても関西圏がよく3歳以降の2走は関東圏で成績が悪いです。パドックがよほどよければ押さえ程度。

プールヴィルは牝馬で重賞勝ちの点は良くても、1400mまでは良くてもマイルの成績がガクンと落ちる印象。調教もいい感じの馬が多い中では平凡。

ダノンチェイサーは関東への輸送が初な点とデビュー戦とは言え重で負けている点は心配です。フルゲートなど13頭以上のレース経験がなく、前走も楽にいいポジションが取れた印象。今回は内枠で相殺できるかどうか。マイルや1800での勝鞍と調教の良さは高く評価していいはず。馬場回復が条件ではあるものの上位には評価。

イベリスは前走こそマイル重賞勝ちなものの使われてきたレースはスプリント。それだけにスピードがあるのかハナに立って勝った、かつ、2着から4着の馬は差しなのにしのぎきっている前走は立派です。調教は軽く感じる及第点としても、良馬場条件になりそうなのでパドックが良ければ押さえ程度で。

マイネルフラップは馬場が重ければ面白そう。調教からも重い馬場は合いそうな印象で、千両賞も最後はいい切れ味に見えるものの後方追走でズブそう。馬場が回復しなければ押さえるか…という程度ですが買いたいと思うレベルではないです。

グルーヴィットは、初芝経験の重賞での2着は立派。連対率100%も評価に値していいもののマイル経験がなく来ないパターンと判断します。ダートから芝へ変わるほうが馬は走りやすい、ただし、スピード適性でなければ。スピードがないからパワーのダートに回っているのではなくて、足とか体質の理由でダートなら、ということです。レースは伸びてきて先頭に立ったらソラを使ったのかという感じで鈍るも、並ばれて交わされたら食い下がるから将来としては楽しいな馬です。(つまりここでは買わない。)

ヴァルディゼールはマイル重賞勝ちありで、シンザン記念はインを突くレースがハマった印象です。最後、追って伸びて追撃を許さなかったのは評価したいけれど、ハマった感と、外からムチを入れているのに外にヨレてる感じが心配で、インを突いて詰まるは急に外に出そうとして危ないわで負けた前走からすると、ここでは足りないのではないでしょうか。調教も他がいいので平凡。

ミッキーブラックは音無厩舎のミッキーアイルを思い出してしまうものの、成績的にも2歳夏場からあとは成績低下でNZTもこの成績では…。初の左回り。調教もよく見えないどころか、音無厩舎はしっかり仕上げてくる印象だったのに遅れてるこんな状態では疑問です。

カテドラルは新馬から2連勝で重馬場勝ってる点は良くても、府中の重賞であまりレベルが高くないと感じる東スポを惨敗、京成杯も気持ちよく行き過ぎてタレるというレース。前走の出遅れからの大外一気と同じことができればここでもと思ってしまうけれど、GIで出遅れたらああは行かないだろうし、アーリントンは勝ち馬が逃げ切る展開でその後ろにつけていた馬たちは何やってたのという感じで周囲がアレだから2着に持ってこれたと見ます。調教も重では走りづらかったろうけれど、特に好印象がわるわけでもなし、むしろ、途中で頭が上がってるのかという仕草も気になります。

ロードファラオは少頭数で先行できてなんとなく…という感じで、重賞では通用しなかったと見ます。アーリントンはイベリスの勝ちで、千両賞はマイネルフラップの勝ちで、ともにそれほど高くは評価できないレース。調教も芝追い。芝で追うという厩舎関係者の工夫なのでしょうけれど、そういうことをして何かを補わなければいけない状況ということ。

ワイドファラオはトライアルとなるNZTの勝ち馬です。このレース、例年なら有力でもあり、それはトライアルとされるくらいだから当然でもあります。しかし、東京競馬場のレースを中山でトライアルにするというのはレース開催の関係で仕方がないとしてもいつかは崩れるでしょう。レースっぷりはかなり良かったです。楽に先行できたとしても早々に並ばれながら抜かせず、直線は抜け出してひと伸び。連対率100%の馬。左回りも大丈夫そう。府中も新馬で2着。ただし、逃げ馬で6枠12版。展開は向かなそう。調教も自分が見たところ良くないです。重でもヨレすぎでイヤイヤしてるわ、持ったままで負わないわ。フットワーク自体はよく見えるものの評価しづらい内容。

ファンタジストは調教がけっこうよく見えるので悩んでしまいます。勝鞍は1400mまで。スプリングSの1800mが2着とはいってもレベルが高くなくなってきているトライアルで大外ぶん回しても相手関係で食い込んできたところまで。クリノガウディーともども皐月賞では大撃沈でもわかります。距離が短くなることと、府中を勝っている点ではプラスでも、買うと調教駆けするタイプに騙されることになりそう。

ハッピーアワーは成績面では変えないケース。1600mで負けてて、1400までしか勝鞍がない馬は来ないパターンです。(絶対ダメではないけれど。) ファルコンSはダート2戦2勝のグルーヴィットでも来れた、展開ハマったというレースでゴール前だけで考えればいい勝ちっぷりですが、「あと200m伸びても行ける」という印象ではないです。調教映像で、写ってる場面では、チョコマカからバタバタで首も高めでうまく使えていない印象。最後の飛びの感じは良いものの買う材料には足りません。

ヴィッテルスバッハは調教が良くて、買いたくなってしまう走りです。タイムの割には相手が遅れたから豪快に抜けていますが、走りっぷりは良好。長いところを追っているのも調子がいいのでしょう。とはいえ、平場で2勝の馬。重賞はあまり高く評価しづらいNZTの3着だけ。少々出が悪いというのか、スタートして加速しなくて後ろからになった平場の府中1600mでは長くいい足を使い、最後は追い詰めてかろうじて交わすのは悪くないけれど、タイムが平凡という点では積極的な買い材料にもしづらいところ。調教がいいからパドックがよほどよければ買う馬です。

トオヤリトセイトの調教はいい感じです。馬場が悪かったからもあるのでしょう。叩きつける感じで力強く、少し足が高い感じや、最後はかったるくなった印象はあるものの、この走りは買いたくなる馬。アーリントンの3着は評価しづらいです。逃げ馬が逃げ勝ったレースで後ろからいき、いい足だなと思ったらコントロールしづらい首を振る走り。最後も2着馬に交わされています。ただし、その前の府中1600mの平場では追い込んできて差し切るいいレース。このときはルメール様騎乗。4戦2勝で上がり最速が3回、アーリントンの上がりは2位。勝ったのはルメール様の2回のみ。穴評価までで。

アドマイヤマーズは皐月賞がメイチでお釣りがないと見ます。調教でもそんな感じ。17番。それで人気ならば買いません。

ケイデンスコールは評価が難しいですね。プラス材料はとにかく調教がいいです。前に馬がいたから、右に入り、進路を変えて左に、という感じでヨレたわけではないと思います。走りっぷりが好きなタイプです。過去5戦で上がり一番時計が4回。新潟2歳Sは直線が長い新潟だから叩いて、叩いてというレースにはなったものの、しぶとく伸びた感じ。この新潟2歳Sですが、最近こそその後のレースでも勝てますが、当初は2歳の夏で過酷なスピードの出るマイルを走らせて、勝った時点で能力を絞りきってしまったのかと感じるケースは多かったです。つまり、その後、惨敗するのです。その後はずいぶんとケアが効くようになったのか、休みをとって回復して、また大活躍という馬もいます。レコードタイムの次のレースはダメだろうとか、大レコードを出した馬は燃え尽きるなんてことがなくなりました。トライアル無視で休み明けでも走る時代です。新潟2歳勝ちでも心配には及ばないのでしょうか? 勝ってる騎手に戻るのもプラス。とはいえ、朝日杯は休み明けだからか、それなら毎日杯は? 今年に入ってからの負けている2戦はかなり気になります。そして大外枠。買いたい気持ちと、だめかもなという気持ちが同居する馬です。

◎グランアレグリア

あとは紐にします。

クリノガウディー(パドック見てよければ)
ヴィッテルスバッハ(パドック見てよければ)
トオヤリトセイト(パドック見てよければ)
ダノンチェイサー(馬場が乾いてくれば)
ケイデンスコール(パドック見てよければ)
イベリス(馬場が乾いて、パドックよければ…だから多分買わない)

グランアレグリアとの馬連でも、ダノンチェイサー以外は結構付くなぁ…

第24回 NHKマイルカップの予想」への3件のフィードバック

  1. ピンバック: 春のG1ラッシュ:ヴィクトリアマイル予想2019 - ROAD TO SENDAGAYA

  2. ピンバック: 日本ダービー予想2019 - ROAD TO SENDAGAYA

  3. ピンバック: 安田記念予想2019 - ROAD TO SENDAGAYA

コメントは停止中です。