宝塚記念を予想します。

投稿者: | 2019年6月23日

微妙なGIになった宝塚記念

昔は天皇賞春の2ヶ月後、今の安田記念(ダービーから中1週)の開催だった気がする宝塚記念。3歳馬(当時4歳という表記)を出させたいとか、いろいろいい出して開催が下がり、馬場が悪くなりやすいわ、暑さは増すわで、使いづらいGIになった宝塚記念。時期を昔に戻して早めるか札幌競馬場でやればいいんですよ。

今回もメンバーをどう表現していいのやら悩むところ。
小粒というほどでもないし、それも失礼は話。買う人も悩むから3倍を切るオッズの馬がいなくて、10倍以下が数頭並んでいます。

前日での結論としては、馬連でキセキとリスグラシューです。
アルアインもパドックを見てぐっと来るものがあれば2着付で買うかもしれませ。
レイデオロも悩んではいますが、パドックで馬が良ければ、これも2着付です。

【パドック見て決めました】
◎キセキ
〇アルアイン
△リスグラシュー
弱気にボックスで。

気になっている仕事の出来るさわやかイケメンの予想も待ちたいところです。
Road to Sendagaya

レース傾向はあまり気にしない

荒れることがあるとは言え、今回のメンバーと頭数であれば大きくは荒れ無いと思います。
フルゲート集まらないグランプリで、さらに候補馬は絞りやすかったです。

まず、切る馬

5枠~7枠は切ります。今までに二桁着順が多いとか、GIでの好走がないとか理由はいくらでもあるでしょう。
ダービー馬マカヒキですが、何度か調教がいいとか、パドックも感じがよくて騙された(表現は悪いですが)経験があります。恨みで買わないのではなくて、ダービーを勝ったときのから成長がない、少々早熟の傾向で、他の馬も成長が進む3歳秋以降は厳しくなっているのかと思います。気品を感じるけれど、風格は感じない…という印象です。

買いたいキセキ

これはすごく強い馬だだと思います。田植えのような菊花賞をまくりで勝って以降は勝鞍がありません。しかし、異様な不良馬場を勝ったダメージが大きくて終わったんじゃないかとか、条件が特殊だからフロックだったんじゃないかというのは間違いでした。少々の低迷期を経て復活。去年のジャンカップ激走のあとも反動が大きいかと思ったら、そうでもないです。
差しから逃げに脚質転換もしているし、アーモンドアイの驚くべきレコードをの舞台を作る逃げをしておきながら、自身も2着に残るのは実力が高いことの証。実力最上位のアーモンドアイはここにはないのだし、あのときは強いとは言え53kgの馬との斤量差はもあったのだし、ここは主役でもいいでしょう。
去年の宝塚はダメージの影響と思ってあげましょう。天皇賞も3着で立派。ジャパンカップは相手が悪かったです。大阪杯も皐月賞馬で実力はあるアルアインが絶妙の騎乗で内をうまく抜けられて負けたというもの。
調教映像からも調子はいいと判断しました。やはり強いのだと結果を出してくれるでしょう。

買いたいリスグラシュー

牝馬でもくるレース。以前は牝馬限定を使っていたのに最近は牡馬相手でも、海外のGIや国内のGIIで2着、3着という結果です。ここなら距離も合うでしょう。
いい調教をしました。併せ馬なのに、前の馬の後ろにつけてから横に出すという珍しい流れ。少しガニ股なのかなとか感じる力強い踏ん張りで相手を追い越していきます。大外枠からのレースを意識した、馬の後ろにつけて抜け出す練習だと解釈します。でも、大外という点も18頭立の大外ではなくて12頭ですから、フルゲートのピンクの帽子とは違います。フルゲートなら6枠の位置から外から被されない最後入れのメリットもあります。
惹かれるものがありキセキに先着する…まであるかもと考えています。

悩むレイデオロ

順調ならこれが一番だったでしょう。
藤沢流の馬なり調教とはいえ、それでも調教がイマイチに見えました。前走は海外の大レースという点はあっても、他の日本馬は2、3着する中でこの馬は大きく負けています。戻ってきてレース後3ヶ月でGIなことも気になるのは、去年、6ヶ月開けてぶっつけ天皇賞に向かい良い結果を出していたことからを、リフレッシュと再調整に時間を使えたからかと考えるなら、今回の宝塚記念出走は疑問。
ここを使うのは、最近のシルクホースクラブの目覚ましい活躍に対して、キャロットクラブも存在感をアピールしたい(勝ちたい)という思惑が作用したのかもと勘ぐります。今年はサートゥルナーリアの皐月賞だけ(それでもすごいことではあるのですが)で、サートゥルナーリアもダービーは期待を外しました。弟のレイエンダも直近で勝ったとはいえエプソムカップ。去年より遠征の成績が悪くて、帰ってきてからも時間の短いレースを使うのに調教でも魅力を感じません。これで一番人気なら買わない方向です。
よほどパドックが良ければ、2着付の馬単の相手にするかどうか。

やめておくエタリオウ

1勝馬です。「最強の1勝馬」とかいいたくなるのはわかりますが、そこは実力が足りないとも言えます。コレが来るなら「強い4歳世代」を体現したことになるのでしょうけれど、調教も「いい」とか「これだ」というよりは「馬の状態は悪くはない」程度に煮えたので見送ります。
個人的には横山典への乗り替わりは今までとは違う奇襲に出る可能性を感じます。やめておきます。

とても悩むアルアイン

このレースで、唯一の前走を勝利した馬です。パドックの様子をいて決めます。調教を見た感じでは馬は元気でトモもしっかりしています。キセキのところでも書いたように、前走は騎手が上手に乗ったという点もあります。GIを2勝の馬だから、いい馬で強い馬です。阪神も結果が出ています。
1枠1番のキセキが逃げて、この馬が2番手とか3番手の予想。前走は最内を距離ロスなく走り、直線で上手に抜け出せた馬と、4コーナーまで二番手で逃げ馬の斜め後ろを走り、直線でけっこう外にだした馬との差が今回はキセキに有利になりそうに思います。勝っても不思議はない馬。休み明けは2着までで勝ちがない点を、あえて不安としてあげるかどうかです。

買わないスワーヴリチャード

この馬は手前の変え方が下手なのか、多いのか、ラチを頼るのか勝つには条件が厳しそうです。それでも勝てるだけの能力は持っていると思います。あとはそれが発揮されるか。左回りのほうが発揮されやすいようにも感じます。ただし、阪神の成績は良好だから、中山が苦手なのかもとの考えもできます。
しかし、馬体重と調教から、今回は切ります。
調教は芝。芝では馬体重は落ちないことはわかっているはず。結果538kgなので、あえて芝で調教した理由がわかりません。稍重の芝で脚への負担は和らぐものの、馬への負荷を少なめにしたい理由があるから芝で追ったとなれば、その何かはマイナス要因のはず。JRAの調教映像でも首が高めでうまく使えてない窮屈な走りから、最後に少しだけかわって飛びが大きくなるというそれなりな調教に思えました。
これなら、買いません。