スプリンターズSの予想

投稿者: | 2019年9月29日

GIシーズン到来

ワクワクするというより、今はお付き合いでGIのみ買っているくらいなので、おお、また来たかというGIシーズンです。自分が競馬をがっつりやっていた頃のスプリンターズSといえば、暮れの有馬記念の前の週。ニシノフラワーがエリザベス女王杯の2400から距離を半分にしたレースに出て勝ったとか、ここを使ったあとにダイタクヘリオスが有馬記念に連闘したとか…
まだオーバーシードのない野芝の枯れ果てたレースだった時代が懐かしい。

さて、気になる Road to Sendagaya の予想は? と横目に見ながら、こちらも予想してみます。

(買う前にパドック見て追記しましたが、買い目は変わりません。)

オッズの変化が大きい?

一番人気と思われたタワーオブロンドンが29日11:00でダノンスマッシュと並ぶ3.3倍です。昨日の2倍台前半からジリジリ人気を落としています。
ディアンドルが昨日の夜で10倍以上あったのに、今は7.8倍です。
けっこう動きが大きく感じます。それだけ迷っているとか、早い段階で決め打ちして買った人と、あれこれ考えて買っている人とに考えの差があるのでしょう。
もしかすると、日曜は雨と思っていた人も多いのかもしれません。

人気馬検討

タワーオブロンドン

前走が目一杯説。ルメールはグランアレグリアに乗る予定で、タワーオブロンドンはグランアレグリアの回避で出ることになったorルメールが乗ることになったみたいに言われ、タワーオブロンドンの目標は前走セントウルステークスだったという見方です。それをレコードで勝ってしまい、反動を懸念する意見もあります。
自分もそれを考えていましたが考えを変えます。藤沢厩舎流のやりかたで調教はいいと思います。それに中1週と中2週で間隔が詰まる上に輸送もある、レコードの反動と疲れを予想させるものがありますが、疲れを感じたら藤沢厩舎はレースを使わないだろうと判断して、使ってくる以上、問題がないと判断すれば強い馬は強いはずです。時計勝負になりそうなレースでは実力さえ発揮できれば筆頭です。

ダノンスマッシュ

この馬も調教もよく、成績も重賞3勝で実績もあり、血統的にもスプリンターズSを連覇したロードカナロアの子であり同じ安田厩舎。素晴らしいとも感じないものの十分にいい調教をしたあとの馬体重が前走と同じで、今回は初の中山遠征。中山自体は問題ないと見て、遠征という点で馬体が減っても10kg以内なら本番に向けて作ってきたと見ます。
この馬の場合、内枠でうまく先行して逃げ馬を捉える競馬ができそうな点ではいいものの、GIの壁とか時計勝負に多少なりともの不安が残ります。
パドックで470kg前半だったら候補にしようかt思います。

モズスーパーフレア

この馬の取り捨てに悩みました。速いタイムで逃げられる馬だから自分でレースを作れるでしょう。それは大きなプラスなのですが、今回はせりかける馬も多そう。イベリスは調教で「前の馬にピタリつけて、抜け出して交わす」練習をしています。坂路でこういう調教は珍しいと思います。モズスーパーフレアが狙われていると感じました。楽逃げはないにしても、この馬が勝つときの、スーッと先行してやや突き放し、4コーナーで少しためて後ろに足を使わせる感じに直線に向かって坂で再度突き放す的なレースはしづらいのではないかと。中山適性が高く、中山では3着以下がないというのも、レース運びがうまく行ったからと見ています。高松宮記念は4コーナーで引っ張りきれず、最後は抵抗しなかったためにズルズル下がって15着。これは勝てないレースで馬に負担をかけないという判断で、着順ほど印象は悪くないです。でも、今回も似たような早めに詰め寄られる展開だと厳しいと考えます。ミッキーアイルで逃げて2着の実績もある音無厩舎は好きな厩舎なので応援したいものの上位人気で切りやすいのはこの馬。

ディアンドル

なんで急に人気が出てきているのでしょう。充実の3歳牝馬。調教もいいタイムを出しています。中山も2戦2勝。それでいて53kgで出走できるのだからそうとう有利にも思える反面、この馬も(3歳だからしかたないとも言えるけれど)持ち時計がなく、今までのレースでは弱い相手を負かしてきた感じはあります。期待と不安でいえば、不安のほうが大きく、この馬も勝ちに行くレースをするとなるとモズスーパーフレアに絡んでいくことになると思うので、共倒れを心配します。人気になってきてしまったので2着付で買うものやめます。

それ以外では

調教がよく見えたのがセイウンコウセイとレッツゴードンキ。その他の候補ではミスターメロディ、イベリス、ファンタジストあたりです。他の馬は調教やらレースぶりやら人気相応のところで候補にはしません。今回は走破タイムを気にして、1分07秒前半はほしいと考えています。

セイウンコウセイはなかなか調教がよく見え、高松宮記念で1着と2着がある実力馬。でも中山のスプリンターズステークスがからっきし。内枠を利しての先行ならいい場面もあるかもしれません。
レッツゴードンキの休み明けは問題なく、かつ、スプリントGIで2着3回に桜花賞勝ち馬。7歳牝馬でさらなる上積みは厳しいでしょう。2着にくるのを警戒する程度で、今回はパドックがよほどよく見えれば買うくらいのつもりです。
ミスターメロディの芝追いは前回もそんな感じだったようで、これも春のGI馬ですから侮れません。イベリスも一応は重賞を勝っていて、中山初で、先行はしそうな3歳牝馬で、この斤量差を生かしてどさくさ紛れなら2着くらいは…というタイプ。
ファンタジストに武豊。今でも十分に一流であって輝きを失っていることもないと思う反面、過去の武豊を全盛期と言いたくなってしまう程度には、あの頃の勝ちまくりやさすがと思う騎乗をみなくなっています。イベリス同様8枠という点も不利でしょう。ロードカナロア産駒なので成績的にもスプリントに絞ったら面白い気もします。その点から2着には面白いかもしれないという評価です。

現在の買う予定

◎タワーオブロンドン
○ダノンスマッシュ
△セイウンコウセイ
△ミスターメロディ
△イベリス
△ファンタジスト

パドックでよほどよければレッツゴードンキ。(え? タワーオブロンドンからの馬単で万馬券なの??)

パドック見て

買い目は変わりません。
マルチで100円くらいは押さえてしまいますが、
タワーオブロンドンからいきます。
ダノンスマッシュ、セイウンコウセイ、ミスターメロディ、イベリス、ファンタジスト。

いい順でタワーオブロンドンが一番。
セイウンコウセイとリナーテとミスターメロディが並ぶ感じ。柔らかく力強く、いい感じのパドックです。リナーテは買いませんが。
ダノンスマッシュは次あたり。
そのあとイベリス、ファンタジストに見えました。

モズスーパーフレアは、ちょっと毛づやとか馬の雰囲気がいまいちに見えて、展開向かなそうなので切ります。
ディアンドルは3歳牝馬だから仕方ないかもしれませんが、細くこじんまりに見えました。