M.2 SSD で PCI-Express 接続を選ぶ
ノートPCを購入したら換装しようかと思って購入しました。
ポイントは、M.2 であること。PCI-Expressであること。
色々見ていて考えたのは、 Crucial の P1 や Intel の 760 のように、QLCのものが多い点。QLCの寿命が短いという話、SLCキャッシュを使い切ると遅くなるという話、これを考慮し3D NANDの(QLCでない)ものを選んだほうがいいのかな…と考えていました。
自分は、ポイントが付くときに楽天で購入しましたが、amazonをご紹介。
他店いろいろありますが、最安値と思って良さそう。(11/17現在)
心配は発熱
同じM.2では、Crucial の MX300 と MX500 を持っています。MX300は256GBと525GBを、MX500は1TBです。(こちらはM.2でもSATAモデルです。)
このMX300のほうは窒息ケースやポータブルケースに入れて、負荷がかかる状態でも50度を超える程度でしたが、1TBのMX500は負荷をかけると70度超え。今はヒートシンクを使っていますが、それでも5度程度しか下がりません。
この1TBのものについてはチップが両面に実装されているように見えるので、それも一因ではないかと思います。
QLCだと発熱も心配とあったのでQLCを避けるとなると、PCI-Expressという条件も加味するとラインナップは少なくなります。
1TBがほしかったけれど、WesternDigital の Blue では PCI-Express版には1TBがないようで、今回は500GBを購入します。ノートPCにつけるとなると増設ができませんから、もう少し容量が欲しいのですが。
Hyper-Vを入れて仮想ゲスト2台動かしたいというのはギリギリですかね。
届いたWDS500G1B0C
ブリスターだけのCrucialよりは製品っぽい(笑)
中にはシンプルにSSDだけで、現物はこんな感じです。
チップは明らかに片面に実装。コントローラーとチップが寄っている印象で、2280のサイズはいらないんじゃないかとか、これならチップ増やした1TBモデルも簡単に作れるんじゃないのかとか、チップが小さいということは発熱は大丈夫なのかとか、不安になります。(問題なかったですが。)
テストしてみます
とりあえず、今ついている Crucial の MX500 1TB モデルから。
他のドライブにあるISOイメージの大きいファイルをコピー。
1分40秒かかりました。SATAモデルの速度を確認です。
別ドライブに書き出して見ました。30秒くらいでした。
温度は終わって少し冷えたところ。最中は55度程度まであがります。
さて、交換しての値がこちら。
同じ条件で Western Ditital Blue SN500 への書き込み。
あまり速度が変わらないどころか、ほぼ同じですね。私、PCI-Expressは断然早いって言ってたよね? あれ?
同じ条件で書き戻しも試してみました。
が…、馬鹿でした。
そりゃそうです、読み込むドライブがハードディスクでした。SATA3 接続とは言え、7,200回転とは言え、ハードディスクじゃぁその読み出し速度がボトルネックになります。
全然、最終負荷実験になりません。整合騎士の出る幕じゃないです。
テストをするなら、評価対象よりも速い速度で読み出せるものを使わなくちゃ判断できません。
温度については以下のような状態です。
MX500だと通常35度~40度くらいで、書き込み時に55度くらいまで。
高負荷をかけると70度くらいまで上がってしまいます。
Western Digital Blue SN500 NVMe WDS500G1B0C だと、アイドリング時は40度付近でした。(現在は41度)
仮想ゲストの同時移動という高負荷(上のMX500で66度が出ている図と同じこと)をやってみた結果がこちら。
6度程度低いです。
MX500はヒートシンクをつけた後で、SN500 はヒートシンクなしです。
もう750GBでも1TBでも、ラインナップを追加してほしいところです。