東芝ハードディスク MG08 (MG08ACA14TE) 14TB を購入。MN07 と比較。

投稿者: | 2022年3月8日

東芝ハードディスク MG08 (MG08ACA14TE) 14TB を購入。以前買った MN07 (12TB) と比較してみた

MG08 (MG08ACA14TE) 14TB を購入

NTT-Xで会員割引クーポン2,700円分があり、30,980円で購入。結構安かったはずです。
決算何とかセール(第1回で、それはもう終わっているのでタイトル不明瞭)でそちらから探すと出てくる、もしくは MG08 で検索すると出てきて、通常の東芝のハードディスクで見ていると出てこない…状態だったと思います。

そろそろPCを更新しようかと思いハードディスクを探していました。

梱包状態、DLGDIAGでのテストとその時間、MG08とMN07での騒音の感じを書いていきます。先に書いておくとDLGDIAGのEXTENDED TESTは約18時間かかりました。騒音はいたって静かです。アイドル時は無音に近いくらいに静かに感じます。シーク音も小さいです。

MG08 にした理由

東芝が安いから。ヘリウム充填だから。
大昔の2TB バラクーダ(海門)でガッカリして、HGST派になりました。その後、ヘリウム充填でWestern Digitalの赤8TBなど買い、これはいいやと思って、紫10TBを買ってみたのですがうるさい…。そして再度HGSTの10TBなどヘリウム充填で喜んでいたのですが、値上がりをしてしまったり、入手しづらくなったため東芝にチャレンジしました。

それが MN07 を購入した理由で、その次に買おうと思ったものなので容量の関係でMN07の14TBを見ていたら、NTT-XでMG08が安かったから、そちらにしました。

TOSHIBA MN07ACA12T のハードディスクを買ったら静かで大満足(ヘリウム充填

自分が気にするのは、カリカリ音もそうですが、モーターがうなる重低音のほうが大きいです。机の下に置いていることもありその反響は大きく、音自体はそれほどのボリュームでなくても響くことで「あれ?」と気づいたときにうなっているのがストレス。意識下でもけっこうなストレスになっていたのではないでしょうか。

MG08 購入時の梱包 ( NTT-X の ARCHISS )

あまり評判が良くない…というか、ARCHISSですからバルク品です。確か、保証は1年…かな。(リテールの箱入りは5年らしいです。)
でも、自分の家で使ったハードディスクやSSDは、家から出る(捨てる等)の時は分解して円盤(プラッタ)を折り曲げや破砕しています。それがポリシーでもあるので。だから、例え1カ月後でも「重要なデータを入れてしまったら」保証交換をするつもりはないので、初期不良以外の条件はどうでもいい…と思っています。

だからこそ、HDDもSSDも購入時に全チェックをしています。今回もしたので、その内容は後述します。

まずは梱包から。いわゆる「開封の儀」なのですが、個人的には重視しない派。
どうやらこのサイトにたどり着いた人からも梱包はどうだったのかと聞かれたことがあるのと、案外、気にする人が多いようなので、載せておきます。

まずは段ボール。あまり大きくはないです。

中には白箱があります。パディングに使われているのは紙。丸めてというか少しくしゃっとさせています。写真は2枚の紙の2枚をとった状態。白い箱は底に置かれ、左右と上面だけを覆った感じ。
下側にはクッション等はなく、左右は紙がありますが上下は紙がなくて数センチの隙間があるため、持ち運べば揺れます。(そんなもんで壊れると思っちゃいませんが、神経質な方はご注意を。)

白箱の中のハードディスクは、通称プチプチにくるまれています。

その中はビニールでこれを破きます。

よく見る感じのヘリウム充填のハードディスクですね。
ネジ穴の位置を確認しやすいように撮ってみました。

初期不良がないかの確認

とりあえず、予備機にしているPCに接続しました。
Windowsでフォーマットはしていませんが、GPTで認識はさせています。

東芝のサイトに行ったら「HDDの診断ツールはありません」と言われてしまったので、Western Digital の DLGDIAG ( Data LifeGuard Diagnostics )を使いました。DLGDIAG はまだダウンロードはさせてくれますが、サポートは終了しているようなので、使う人は今すぐダウンロードしておくほうがいいと思います。

ダウンロードした zip を解凍して、exe を実行。

こんな感じで起動します。

まずは Crystal DiskInfo で S.M.A.R.T. を確認。
ここで何か出てたら(DLGDIAGのS.M.A.R.T.でもわかるだろうけれど)即死ですから。まずはざっとみて、問題なさそうなことを確認します。

DLGDIAG に戻って、まずは、QUICK TEST から。
EXTENDED TESTは時間がかかることは確実なので、まずは、こちらから。

2分で終わって、問題なし。

今度は EXTENDED TEST ですが、警告はでるので OK を選びます。

EXTENDED TEST では、最初にカリカリ音をたてますが、すぐに静かになります。
当初は20時間以上の値がでますが、ぐんぐん減っていきます。15分くらい実行した時点では、14時間後に終わりそうな数値でした。

結局、18時間で朝まで。途中寝てしまったから、どのあたりで時間が増えたのかはわかりません。

無事終わりました。

皆さん気にされるであろう、 DLGDIAG の EXTENDED TEST の時間は、14TB で 18時間。
テストに出るので覚えておいてください。(とか書くと嫌な奴だなw)

環境としては、 core i5 7500 でメモリ32GBを積んでいます。
ディスク構成は先ほどの DLGDIAG の画面にある通り、SSD x 2 と HDD x 2にしてあります。Hyper-Vで仮想ゲストを複数動かしていますが、この作業中に負荷がかかるようなことはほとんどしていません。マシンへの接続はリモートデスクトップです。

終わったところを、 S.M.A.R.T. とともに。

MG08 14TB と MN07 12TB との比較

まず、音ですが、ともに静かです。

このあと、USB 3.0 接続のSSDから、MG08とMN07へのデータコピーを行って確認しています。

音については東芝のサイトをみたら、アイドル時に20dBという数字は出ているようですが、それすら感じません。回転の重低音もほとんどない、聞き取れないくらいと思ってよいです。静かな点は MN07 と MG08 での差は小さいです。

MG08 は仮置き状態で固定していない、 MN07はマシンのシャーシにマウンタで固定されている状態という違いはありますが、筐体のカバーはつけていないむき出し状態で聞いています。(カバーをすると重低音が反響することはあるけれど、MN07をつけている時点ではそれもないです。)

MG08 のほうが、シーク音はカリカリ感があります。
MN07 はシーク音はシュッシュッシュという感じ。この点では MN07 のほうが音が気になりにくいです。

以下でコピーの速度を列挙します。3回ずつやっています。

MN07 1回目

MN07 2回目

MN07 3回目

MG08 1回目

MG08 2回目

MG08 3回目

この値を見ると、微妙に1割行かない程度で MN07 のほうが書き込みが早いようにも見受けられます。