Windows 10 のバージョン

投稿者: | 2019年5月1日

これは備忘録というより説明用

パソコンのことは時々相談されるので、そのときに「ここに書いておいたから見てね」と言うためのネタです。

Windows 10 の中にもバージョンがあり、そのバージョンは1年半程度でサポートが切れます。それはアップデートによって最新にできます。そのアップデートは機能更新プログラム(Feature Updates)と呼ばれるようです。

Windows 10 にもバージョンがあります

Windows 10 と言っても、32ビットと64ビットがあります。
Windows 10 の中でも、エディションと言われる、HomeとPro、企業向けならEnterpriseというエディションがあります。

大抵の民家で使うパソコンは Windows 10 Home の 64ビットでしょう。
古いものだと32ビットだったり、購入時に変更したり、中古で(企業リースアップ品など?)を購入したりすると、Proだったりします。 Enterprise は、会社とか学校の教室にまとめてはいっているようなパソコンの場合はこれかもしれません。
Enterpriseは個人では買えませんから、気にする必要なし。会社のシステム部門の人とかが面倒見てくれます。

コレ以外に、バージョンというやつがあります。
今回、気にしているのは、このバージョンです。

Microsoftのサイトからコピーした表が以下です。
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/13853/windows-lifecycle-fact-sheet

1511は201511月にリリースという意味です。
その後、1ヶ月くらいずれるからややこしい…。
この表にはない、もうすぐ出るやつ(5月下旬…らしい…というのは前回のファイルが消えてしまうトラブルで慎重にフィードバックに対応している模様)は、19H1 と、年月から年H1や年H2に変えるみたいです。ずれちゃってますからね…最近。19H2もありそうな気配。20H1は2020年春想定(最近、人柱になる一般ユーザを募集が始まった)という感じに捉えてください。

これらには別名もあります。これもややこしくする原因…

コードネームで呼ぶ人もいます。Redstone 2はRS2と呼ぶ人もいます。
また、コードネーム以外の別名のほうもよく使われます。
Anniversary UpdateとかCreaters Updateなんて言っていたと思ったら、時期を指定して April 2018 Updateなどといい出したので、こちらもややこしいです。

Wikipediaのサイトからコピーした表が以下です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/Microsoft_Windows_10

いつまで使い続けられるか

Windows 10は最後のOSですとかMicrosoftが言っていたりするので、Windows 10にしたらずっと使えると思う人は多いでしょう。

でも、これ、バージョンによってサポート期間があって、それ以降はWindows Updateでセキュリティの更新も配布されなくなります。
また、アップデート不可の場合は無視して放置されますが、アップデート可能な場合は強制的にアップデートをしてきます。

アップデート(機能更新プログラムの適用を)してくれるからいいじゃんかと思っても、いきなり数ギガのデータをダウンロードしてきます。テザリング中だとえらい迷惑です。
よほど速度が遅い接続をしていない限りは、使っていてネットの通信速度が遅くなるほどではないかわりに、チョロチョロチョロチョロとダウンロードを続けます。
そして更新をすると、30分くらい使えなくなる(再起動を含む)ということも。30分もなかなか困りますが、これをバッテリーで使っているノートパソコンだと途中で電池切れを起こしてエライコッチャ(最悪、パソコンが立ち上がらない、戻せない)になる危険も。
Windows 10 バージョン 1709 ( Redstone 3 / RS3 ) Fall Creaters Update の場合で、その期限が 2019年4月9日という話。1803以降になっていなとサポートしてくれないわけです。

でも、勝手にバージョンアップしちゃうんでしょ?

勝手にしてくれるようです。
Windows Updateで行われます。セキュリティ関係の更新など、毎月第二火曜日(日本時間だと水曜日の早朝になる)に配信されるWindows Updateとは別です。一部、設定を変えて適用を遅らせることができるケースもありますが、例えばこのサポート切れになる 1709 のマシンには遅延の設定をしても強制アップデートがかかるようです。

通常は、新しいバージョンがリリースされたらアップデート(機能更新プログラム)が適用されます。
しかし…

Microsoft も、順次アップデートであり、リリース直後に全台のアップデートをするとは言っていません。
自宅のパソコンで見ていましたが、数日は来ませんでした。さらに、Windows Updateを自分で実施しても来ないケースがあります。 むしろ、ほぼ、来なかったです。Microsoft側でのコントロールがされている模様で、なにかに達していないとWindows Updateを手動で実施するだけでは機能アップデートされなかったです。

Microsoftも親切のつもりなのでしょうか、Windows Updateの「詳細オプション」には、『従量制課金データ接続であっても更新プログラムを自動的にダウンロードします(料金がかかる可能性があります)』というオプションがあり、これはオフになっています。
つまり、ネットワークの接続の方法によっては(それをWindows 10が判断して)アップデートをしないこともある、というオプションです。これがどこまで正確に効いているかは試していないのでわかりません。
自分のパソコンでの印象としてはWiFi接続(スマホのテザリングの場合も、そうでない自宅のWiFiルータに接続した場合も)のケースではダウンロードが始まらない印象があります。しかし、テザリングのときもダウンロードされたことがあり、法則はわかりません。

Windowsのアップデートはトラブルがつきものなので、自宅のパソコンでは数台の人柱を残してアップデートを遅らせる設定を入れています。(機能更新プログラムの時のみ。セキュリティの更新はすぐに適用しています。)
2~3台を人柱がてらアップデートするつもりで生贄にして待っていますが、それらに機能更新プログラムのデータがダウンロードされるのには、早くて2~3日かかる印象です。3日くらい待っても落ちてこない場合、手動で適用してしまいます。このときにWindows Updateを手動で実施したからといってダウンロードが始まるわけではない、という経験があります。

なお、自動でアップデートされる場合でも、電源入れっぱなしで寝てしまうとか出かけてしまうなどで放置したケースや、24時間くらい立ち上げっぱなしのパソコンではいつの間にか落ちてきていたケースが印象にあり、自動で落ちて来るにはけっこうな長くパソコンをネット接続した情報状態で立ち上げっぱなしにしたほうがいいのかもしれません。
多くの場合は、待っていられないので人柱パソコンへの手動適用をしています。

(手動で機能更新プログラムをダウンロード、適用する方法は 次の記事で書きます。)

バージョンの確かめ方

方法は2種類。

エクスプローラーを立ち上げて、「ファイル」から「ヘルプ」をたどり、「バージョン情報」を選ぶもの。


「スタート」から「ファイル名を指定して実行」を選んで、「winver」と入れて「OK」をクリックするもの。


結果は同じで、以下のような画面がでます。

バージョンに続いて、バージョンが、カッコでビルド番号がでます。
ここにある、1803や1809がバージョンです。