『ここさけ』のアニメとコミカライズ版を見ました

投稿者: | 2019年10月14日

『ここさけ』は『心が叫びたがっているんだ。』という秩父のアニメ

「超平和バスターズ」という名前は、けっこう多くの人が知っていることでしょう。
秩父の町並みが出てくる埼玉が聖地のアニメ『あの花』と呼ばれる『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』に出てくる子ども仲間の名前であり、製作委員会の名前。

この『あの花』もファンには申し訳ないけれど、あのアニメもお涙頂戴に見えて残念な印象です。めんな、あなる、つるこの声優3人は最高なキャスティングなので見てしまったし、映画のDVDを購入してしまいました。なんか売れると思ってとってつけたような話でがっかりした記憶があります。

でも、買ってみた『ここさけ』のDVDとコミカライズ版です。

作風を好きになれるかどうか

やはり同じスタッフが同じ流れで作ったのでしょう。露骨に感じた『あの花』とは違いますが、泣かせよう的な演出を感じると少し冷めてしまいます。
それにしても最近流行りだよなぁ…と思うのは、他の女が好きな男がいて、その男が自分を好きな女に無理に自分を好きだと言わせて「がんばったな」的な流れに持っていくやつ。あぁ、なんか、お腹いっぱい…

話自体は、『あの花』よりも面白かったです。
キャラもキャラらしく生き生き感じました。うまくまとまっているとも思います。

オススメする部類ですね。

キャラに感情移入できないというのか、このキャラいいな~と思うキャラがいない点。
こういうのは好き嫌いの問題なのでしょう。
菜月はかわいいキャラであり、いい人に描かれていています。これはアニメよりもコミカライズ版のほうが魅力アップなのですが、個人的にチアリーダーで部長で優等生とか、そんな万能設定がなにかちょっとひっかかってしまいます。これは浅倉南の呪縛でしょうか(笑) あの八方美人で男を振り回して最後は美味しいところをしっかり持っていくわがまま目立ちたがり女。(言い過ぎ。)かわいいからって調子こいてんじゃねぇよ的な呪縛。アニメだけだと描かれていない部分があるから、そういうところが特に気になってしまいますがコミカライズ版で補完です。
さらっとピアノ弾けちゃったりして、闇抱えてるけど実は才能あんじゃんという平凡ではない平凡風の隠れモテ男と、可愛いだけが取り柄のわがままメンヘラ女と、脳筋でやなやつキャラが改心しました風のメンバー。などと、ネタバラシを最小限に、期待させない書き方にしておきます。

自分が『あの花』に期待して見て、自分の期待値ほどではなく、これに気づいて成瀬順のキャラを見て期待しつつ見たら、あれ…と感じたので。そして、コミカライズ版で持ち直しました。

それより水瀬いのり

最近よく聞きます、その声。アリエス・スプリング。翔子さん。ヘスティア様。
CDはアルバム全部買ってしまいました。声優といえばかやのんと思っていたものの、第一印象では歌い方が気になったけれど、少しすると慣れてきました。『BLUE COMPASS』をしょっちゅう聴いています。『Innocent flower』も『Catch the Rainbow!』も気に入っていて、車で聴く用に好みの曲だけ集めようかと思ったものの、その数が多すぎてまとまらないのでそのまま。
だからこそ、『ここさけ』で乃木坂46を使っていることには落胆。