Thunderbird / Gmail / 複数クライアント(PC) / OAuth2 / パスワード変更
Gmailの利用で、3つの関連する内容を3つのエントリーで記載します。
関連する記載は以下です。
(1)Thunderbird で Gmail の OAuth2 対応と「アカウント 1 つですべての Google サービスを。」について
(2)Thunderbird で Gmail を OAuth2 設定にしたのち、Gmail(Google)アカウントのパスワードを変更した際、「STATコマンドを正常に完了できず、メッセージの数とサイズを取得できませんでした。」のエラーが出てメール受信できなくなった場合の対処
「アカウント 1 つですべての Google サービスを。」と「STATコマンドを正常に完了できず、メッセージの数とサイズを取得できませんでした。」のメッセージの対処もあります。
OAuth2 の設定をしていないと、エラーは出ず、メールが受信されません。新着メールがないという状態にしか見えないため気づけないかもしれません。ある日突然、「最近、 Gmail からの受信ができてない!」と気づく事態です。
- 前提のメールクライアントはThunderbird ( Outlookでも参考になるはず )
- Gmailを複数のPCでPOPを利用して使いたい。複数PCでPOPを利用する場合、どれかが受信してしまうと他のPCではそのメールを受信できない状態になる対処
- 今回、OAuth2対応になったことによるパスワード要求 ( 「アカウント 1 つですべての Google サービスを。」というダイアログが開く、かつ、そのままではパスワードを入れる画面に進まない ) ことへの対処
- OAuth2 対応後に、パスワード変更をしてしまうと、「STATコマンドを正常に完了できず、メッセージの数とサイズを取得できませんでした。」のメッセージが出てメール受信できないことへの対処
複数のPCでひとつのGmailをPOPで利用する場合の設定
上記の通り、通常はこんなことはしないのかもしれませんが、自分はやっているので備忘録で。
ユーザー名に recent: を付けておかないと、どれかが受信したら他のPCでは受信できなくなるので、それぞれ間が抜けた状態になります。
この設定をするとサーバーに残っているメールはダウンロードされます。不要なメールがある場合、作業前にWebブラウザやスマホでGmailにアクセスし削除をしておくことをお勧めします。
GmailをPOPでも利用する場合の設定
(1)で設定しているものは入れておいてください。
Thunderbirdの設定
『アカウントの設定』を開いて、『ユーザー名』のテキストボックスでメールアドレスの前に、recent: をつけます。アカウントが、 foobar@gmail.com であれば、 recent:foobar@gmail.com になります。
設定個所はここだけです。
設定後に確認のダイアログがでるので『OK』をクリックしてください。
Thunderbirdでメール受信、または、Thunderbird を再起動します。
受信時に、「アカウント 1 つですべての Google サービスを。」というダイアログが開きます。
ここではメールアドレスが入っていません。複数アカウントのGmailを一度に設定した場合などは、上部にあるウィンドウのバーにあるメールアドレスを参照してください。
そこには、recent:foobar@gmail.com のように recent: がついた状態で表示されていますが、ここで入力するのは recent: が入らないものです。
該当するアドレスのパスワードを入れてください。
受信時に、過去に受信していないメールで、サーバーに残っているものがあればダウンロードされます。
ピンバック: GmailをThunderbirdで受信するときに複数PCを使った際の対処とOAuth2対応およびパスワード変更や、関連エラーの対処(1) – 湘南藤沢.ネット