GMKTEC K8 Plus のレビュー

投稿者: | 2025年12月16日

miniPCを何台買うんだよと言われそうだけど、GMKTEC K8 Plus ( Ryzen 7 8845HS / 32GB / 1TB 構成 ) を購入

今回、楽天の買い回りで 98,750円 がクーポンにより 83,938円 になり、ポイント等あれこれすると7万円台後半になりそうなので GMKTEC K8 Plus を購入しました。
16GB メモリが 2枚で 32GB です。これに SSD が 1TB とすると、これだけで4万くらいに相当しそう。今後の値上がりも考えれば「ここで買っておいてもよいか」と考えました。

GMKTEC K8 Plus は、Ryzen 7 8845HS 搭載です。
既に K6 を持っていて、K6 は Ryzen 7 7840HS ですから、実質的な性能差はほとんどないと考えています…と思っていたのですが、今回、ゲームを試してみようとFortniteとTHE FINALSを試してみたら、7840HSの時には最低設定で60fpsくらいでなんとかできるかなという印象だったのに、8845HS であればFHDにすれば問題ないレベルで戦えました。Fortniteは最低設定ではなく、少し設定を上げています。
「ゲーミングは言いすぎでしょ」なんて思っていましたが、これなら軽めのfpsくらいできるゲーミングマシンと言っても問題ないでしょう。印象としてゃCore i5 9500のマシンにGeForce GTX 1650を使っていたころと同等かそれ以上の体感です。

GMKTEC が怪しいメーカーではないのか? と言われると、「安心だよ」と言い切るほどの材料は持っていませんが、製品のつくり(プラの成形やら組み立て、ポートの精度など)で問題を感じたことはなく、仕事で扱ったことのある安さだけが売りな最大メーカーのものを思い出すと、「あっちは安かろう悪かろう、こっちは、安くても問題ない製品だな」と思います。
また、amazonで購入した際のショップの対応は良好でした。今回は楽天での購入です。

このような経緯で miniPC を買うなら GMKTEC かなと思っています。
他には minisforum を購入したことがあります。悪くはないのですが、GMKTECよりも少し高かったり、ポート等の数などわずかな差でもGMKTECのほうがよいと感じるなどです。そのほかも、悪くもなければよくもない程度の中華miniPCを買ったことはあります。

(楽天のGMKTEC公式) amazonと同程度で、ポイント分安くなるようです。

当初より想定していた点

最大のネックは、背面のUSB TYPE-Aポートが2.0の点です。2つあって、両方2.0です。正面のUSB TYPE-Aは2つとも3.2のようです。これは K6 と比べても、背面の1つが3.2から2.0だから、かなりのがっかりポイント。背面にハードディスクを2つ増設する用途だとケーブルを前から回さなければならず不便です。
amazonでは類似の構成でUSB TYPE-Cの構成が少し劣るものの、前面と背面の2個ずつのTYPE-Aがともに3.2という製品もあって悩みました。そちらはメモリが8GB 2枚の16GBだから、今回のK8 Plusより安く、さらに割安感もあったのですが「このCPUなら32GBは積んでおきたい」と思ったので、買い置きの64GB(暫定でK6に搭載してある)を使うのもなんだし…など悩み、結局、そちらよりは信頼のある GMKTEC の製品を選びました。
ちなみに、K6は16GB 1枚のメモリ構成のものを2台購入し、32GBを別途購入して2台とも32GBにしました。今回はそれをやらなくていいから1台しか買っていません。

上面(天板)にあたるプラの半透明部品ですが、傷つきそうで心配です。
届いたものを見ても、そんな感じ。

K6も同様で、NIC が2つある点は嬉しいです。選択の理由(1つだったら買わない)でもあります。自分の使用用途では2ポート使いたい場面が多いので必須条件にしています。
USB 4ポートも、PDとDPという点では良いのですが、この製品でPD給電で使うことはないでしょう。今後を考えるとTYPE-Cポートが多い方がうれしいとも思いますが、かといって現時点でTYPE-Aを減らされるとキーボード・マウスで困るので、妥当なところかと。

購入してからよかったと思った点

想定外でした。K6と比べて、ACアダプタがかなり小さくなっています。このサイズのACアダプタはなかなかありません。ノートPCでも、自分が使っているようなものはもっと大きいです。

天板の透明プラは残念ですが、ひねることでネジにアクセスできるのは「悪くはない」と思います。絶賛するほどでもないですが。
しかし、K6と比べて、ねじが大きいです。そしてネジを外すとファン付きの上部のカバーがロックなしで簡単に外れます。これもK6と比べてよくなっている点。SSDやメモリに対してアクセスしやすいです。がたつきやゆるみもないので、もはやつくりの良さでは中国製だなんて侮れません。

そして、そこについているファンがK6比でかなり大きくなっているため、K6でかなり残念だった騒音が解消されています。今のところファンの音は気にならないレベル。過酷な使い方はしてない、初期の起動段階ですが「随分静かだな」と感じます。

また、そのファンが大きくなったこと以外に、筐体全体も少し大きくなっているからか、「増設するSSD」にもヒートシンクがつけられるスペースがあります。高さを調整しているようで、この点も改善点と言えます。他でヒートシンクを外した状態とつけた状態で温度の変化を見たことがありますが、ファンがついていないアルミ製や銅製のヒートシンクにサーマルパッドを挟んでゴムバンドで縛るものだと、ヒートシンクの有無で5度程度の違いだなと感じたことはあります。この製品でもその程度の差かもしれないし、ファンの直下であることも考慮すればもう少し効果があるかもしれないし、そこはわかりません。デフォルトでついているSSDを増設側にする、というか、ブートドライブを増設側にする手もあるかと考えています。

残念な点

USBポートの件はわかっていたことです。まぁ、よいとして。
ゴム足もとれやすそうです。中国製miniPCにありがちな、ゴム足もげる問題はK6でも経験しましたが、これも見た感じではもげそうな予感。
各ポートが少しキツい印象です。挿しづらかったり、抜くのに力が必要だったり。緩いよりいいんですが。

天板も透明の部品では容易に傷がついてしまうでしょう。本体も側面は金属部品が使われている点は大きなプラス評価ですが、プラ製品が多いことで24時間運転となると少し不安も。

SSD、メモリ、ライセンス

皆さん、気になっているであろうSSDは、CrucialのCT1000E100SSD8でした。メモリはAD5S560016G-BADが2枚です。ともに異常などなく、起動直後くらいでSSDの電源投入回数が17回で使用時間が5時間とあったので、もしかするとメーカーで確認等もしているのかもしれませんね。(SSDとメモリは購入タイミングによって変わるものと思います。)

ライセンスはOEM:DMで問題はないと思います。
K6を購入したときと違い、 (Get-WmiObject -Query ‘select * from SoftwareLicensingService’).OA3xOriginalProductKey でキーが表示されています。 BackupProductKeyDefault に格納されているものとは別でした。今回、再インストール時にラインセンスは聞かれません。

初回起動とクリアインストール

初回起動時、親切にもNICのところにLANケーブルをつなげると初期セットアップ時に大量のダウンロードが始まり時間がかかるという注意書きシールがあり塞がれているという状態。
慣れない人にはありがたい配慮でしょう。
そして、添付マニュアルも、中国語の次が日本語です。メーカーが日本を大事にしてくれているのかもしれません。

初回起動は難なくクリアです。あたりまえといえばあたりまえ。過去、5台以上のGMKTECマシンを購入して使いましたが一度も問題は起きていません。
CrystalDiskInfoでSSDのS.M.A.R.T.値と、memtest86+でメモリの動作確認もしています。

SSDを換装してクリアインストールしましたが…

(USBからでも同じでしょうけれど)ISOをDVDに焼いてセットアップしました。24H2の少し古いものです。うちにあるISOイメージで8月のものだとなぜかうまく焼けないので、古いものを使いました。Bypass.NROを使ってお手軽にローカルセットアップしたかったため、25H2はダウンロードしていません。
セットアップ直後はNICのドライバが入っていません。WiFiも入っていません。そこでUSB-LANの変換を使ってセットアップを続けました。Windows Updateでもすべてのドライバーは入らないし、NIC、WiFi、BT、オーディオあたりが当たりませんでした。

AMD関連のドライバはダウンロードして当てたものの、いろいろエラーが出たり。
NICはIntelからダウンロードして、これは当てられました。

BTがエラーを出したままで、全てが当たらない状態では不安もあるため、もう一度、クリアインストールを実施。

GMKTECからダウンロードしてきたドライバセットを適用しました。
これでもWiFiとNICが入らなかったため、MicrosoftからCABファイルをダウンロードしたり、Intelからドライバをダウンロードしたり。これらの適用でセットアップが終わりました。

ゲームを試してみる

いつもの Fortnite をやってみました。
当初より FHD にしています。7840HSで試した時は、FHDにして最低設定にしてやっと、時々引っかかるくらいなものでした。ともに、メモリは今回同様32GB ( DDR-5 5600 )でしたが、SSDは前回は5,000MB/secのエントリークラスのものだったかもしれません。今回はWD 7100に換装してあります。

Fortniteは最低設定でなくても十分に戦えました。引っかかるとか挙動不審や描画されない、かくかくする等は一切なし。

本体BIOS(UEFI)で Performance にしてあり、OSでも仮想メモリなし、電源設定でCPUの使用を最低=最高の100%にしています。

THE FINALSも試してみました。こちらは当初、3840×2160で開始してしまいました。
できなくはないけれど、なんか動きが遅く感じます。画面もきれいには見えません。
こちらもFHDにしてPCのディスプレイ設定もFHDを選んだら、戦うことは問題ない状態ですが、画面は鮮明ではない、もうちょっときれいだといいのにな…というくらいにはなりました。

なお、これを実行している間もSSDの温度は38度程度で特に高くなることはありませんでした。さすがに、ファン音は結構します。うるさい時にするほどではないものの、ゲームをやるくらいだと全力だな…という印象です。K6の小さいファンより断然マシです。

これはいい

miniPCを購入するというなら、これがいいでしょう。お勧めできます。

しかし、今後はメモリとSSDの大幅値上げの余波を受けることは容易に想像ができます。
迷っているなら早いうちがいいですよ、とは思います。