ディタ(ライチのお酒)がベース
チャイナブルーというカクテルのチャイナは中国のチャイナというよりは「中国から輸入された陶磁器」をチャイナと呼んでいて、その青い色に似ているからこのカクテルがチャイナブルーというようです。
同時に、ディタというお酒はライチのリキュール。中国の楊貴妃が好きだった果実でもあり、だからチャイナでもあるようです。
ディタをベースに青色を付けるためブルーキュラソーを加え、グレープフルーツジュースを入れます。ビルドで作るお店もありました。自分がいくバーはシェイクします。トニックウォーターを入れて軽くかき混ぜることが多いようですが、入れないお店もありました。やはり、自分がいくバーでは、夏場などフローズンにしてくれることもあります。
ブルーキュラソーが入らないでディタグレープフルーツというカクテルもあります。
実は嫌な思い出のあるお酒
グレープフルーツの苦味が好きです。まだカクテルに慣れない頃、とあるバーに行きました。接待みたいな感じで2軒めに。
そこでグレープフルーツを使ったカクテルを…と頼んだら、チャイナ・ブルーが出てきました。大抵はソルクバーノが出てくるのに。しかし、そのバーはけっこうひどい店で、二度と行かねぇと思ったほどの店です。どうクソなのかとか、店の名前を書きたいくらい。
そこで美味しいと思って、バーにいくと1杯目はたいていこれにしています。
店やそこいたバーテンダーはクソでも、酒に罪はありません。劇的に美味しかったわけじゃないけれど、場所柄やたら高かったです。そういう意味では、あのお金の価値はなかったと思います。
それほど度数も強くはなく、スタートの一杯としてはちょうどいいさっぱりしたお酒です。