日本ダービー(2019)を予想

投稿者: | 2019年5月25日

ダービーは特別


競馬の頂点と言われるダービーは運も必要なのでしょうけれど、実績と、なにより順調に来ていることが必要。

ローテーションは皐月賞組上位、青葉賞1着、京都新聞杯1着から選ぶのが順当なようです。
初勝利まで3戦以上やキャリアが多い馬は避けます。大きく負けているレースがある馬や1勝馬も来づらいです。レースもできれば1800m以上のレースしか使っていないとか、マイルは1回までで1400m以下は使ったことがない馬も減点。狙えるほどの器なら、最初からダービーを意識したレースを使ってきます。それでも出られない馬がたくさんいる勝ち抜けなのです。疑問のあるようなローテーションや成績のある馬は切っていいでしょう。
ダービーでは王道を勝ち抜けてきたような馬を選びます。競馬にとって最高の、一番特別、特殊なレースだから。
ましてや、今年もスピードが出そうな芝の良馬場が予想されます。

ダービーでの乗り替わりの馬は、来たことがないというものがジンクスなのか、特別過ぎるレースだからたったの1点でもマイナス要素があってはいけないという意味なのか、結構な減点材料にはなります。
また、府中競馬場が初めて(左回りも初めてとなるとさらに)の馬は、来ないわけではないけれど減点にはなります。未知の要素をなくすため、一度は府中を経験させておくという陣営もいるのだから。

今回は絞っていくのと、減点法で見ていくことにします。

買う馬


府中競馬場と左回りが初めてな点と、このレースで乗り替わるという2点が気になることを除けばサートゥルナーリアが断然です。父親のロードカナロアがスプリンターだったことから距離不安を感じる人も居ますが、この点はロードカナロア産駒が距離に融通があり、あのアーモンドアイ(2400mのGIを2勝)もいるくらいで、かつ、母親のシーザリオはオークスを勝ち、母の父はスペシャルウィークで、兄達も優秀な成績。血統的な不安は皆無と考えます。

相手は無理っぽいですが、サトノルークスが面白いです。
もともとは高額馬。裏街道を歩いてきて強い相手と多頭数の競馬が無いキャリアから皐月賞惨敗。アレはひどかったし、府中・左回り初めてとマイナスもあり。皐月賞の経験が生きてくれば面白いのではないかと思います。

ヴェロックスは調教の具合も良さそう。唯一、連対を外したのが府中の東スポ杯。府中経験済みをプラスととるかは悩みどころですが、直線でぶつかってバランスを崩したというならしかたないのか、馬にとっても府中が嫌な思い出になっていないかなど悩むところは多いです。大丈夫と見て買います。データだけで言えば、サートゥルナーリアよりもこちらのほうが勝ちそうなくらい。

ランフォザローゼスは1勝という点でマイナスも、府中に向いたキンカメ産駒で新馬勝ちが府中。そのあと3戦が2着という勝ちきれなさとでもいうのか不安はあるけれど、連対を外していない堅実な馬とも言えます。ここでも2着までなら、という印象。青葉賞自体は評価を下げるし、青葉賞の勝ち馬リオンリオンも切るので、この馬自体もそれほど高くは評価できません。

◎サートゥルナーリア
○サトノルークス
▲ヴェロックス
△ランフォザローゼス

パドック見て、買う馬は変えませんが、こんな感じ。
◎サートゥルナーリア
○ヴェロックス
△ランフォザローゼス
△サトノルークス

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買わない馬


成績的に、ロジャーバローズ、ヴィント、マイネルサーパス、タガノディアマンテ、ナイママは切ってもいいでしょう。騎手の格を言うのも失礼かもしれませんが、こちらも金をかけるギャンブルなので、GIでは魅力を感じない騎手たちであることは確か。GIジョッキー浜中には復活してもらいたいですが。
弥生賞ワンツーのメイショウテンゲン、シュヴァルツリーゼは、弥生賞が重馬場で参考にしづらい上に皐月賞での成績を見ると、要らないと判断。
エメラルファイトは頓挫があって皐月賞回避という点で順調さを欠いた点を重視して切ります。調教はすごくよく見えるし、調教後の+12kgも気にならないし、血統面は府中に合いそうです。悩んだ1頭。スプリング勝ちだけを評価しづく、マイルも複数回使っているのでマイナス。
重賞2勝で府中でも勝っていて距離適性もありそうなニシノデイジー。調子も良さそうで飛びも府中に向きそう。今年に入ってから勝っていないこと、皐月賞は負けすぎなこと、連を外したことが3回でキャリアも7戦。頭打ちと見ます。
クラージュゲリエも成績の頭打ち感とここでの乗り替わりから切ります。
レッドジェニアルは京都新聞杯の勝ち馬だからチェックは必要。テンションが上がる心配はある模様で、だから調教控えめと言っても、そんなことを言っているのではダービーでは難しいと見ます。初勝利まで3戦。5戦2勝ではここでの期待は難しそう。
アドマイヤジャスタは勝負付が済んでいると見ます。左回りは経験済みでも府中は初。調教も悪くはないけれど魅力でもなく。
リオンリオンはキャリア多すぎ、直前でこの騎手への乗り替わりでは買いたい要素がありません。ダービーで逃げるのも不利なのに、逃げ勝ってきた馬が逃げられるかわからない頭数で外枠。大寒桜賞も2着がルヴォルグで、それを相手に逃げ勝った、同じように逃げ切りで青葉賞でもタイムは2:25:0となれば、レースレベルも低かったと判断します。

買わないけれど、調教はいい馬は。エメラルファイト。これは前走は騎手も上手にのりましたね。アドマイヤジャスタも良かったです。
それで変わるほどとは思わないので、狙う馬は変えませんが。