ブルームーンは同じ月にある2度めの満月
ブルームーンが天文現象かと言われると、ちょっと微妙。
実際に月が青っぽく見えることはあるのですが、ブルームーンと言われるものは『同じ月にある2度めの満月』のことを言うようです。他の説もあり、むしろこの説は間違えのようですが、間違えたほうが広まっている印象があります。
天文現象として何かがおこるのではなくて、満月から次の満月の間は約29.5日で、人間が使う暦は1ヶ月が30日か31日(2月なら28日か29日だからブルームーンは起きないという話になるのでしょう)なので、月初に満月がある場合、月末に満月がくる可能性はあります。
『ありえないこと』とか『珍しいこと』の意味で、ブルームーンというのもあるんだとか。
カクテルのブルームーン
写真はライトを当てて撮っているのと、「今度、ブログのネタに使うから」と言ったらバーテンダーが特に青がわかりやすいように作ってくれたからです。
通常はここまで青くは見えないです。
ジンをベースにしたカクテルで、ジンとレモンジュースの他に、この青を出すためにパルフェ・タムールを使うとのこと。Wikipediaだとクレーム・ド・バイオレットを使うと書いてあります。青いお酒は天然由来というより着色料なのでしょうね。ブロスというメーカーのものがそうとう青々しいです。
ジンは柑橘系との相性が良く、特にグレープフルーツと合わせたものが好きなので、これも好みのタイプのカクテルです。
漫画で紹介されたエピソードですが、女性が男性からの告白を「お断りします」の意味でバーテンダーに「ブルームーンを」と頼んで、男性がそれを理解するというものがありました。ブルームーンの「ありえないこと」に由来して、そういう使い方がある…といっても、実際、そんな頼み方を人の話を聞いたことはありません。
でも、この、パルフェ・タムールは、『完全な愛』という意味の言葉だそうです。いろいろ考える人がいるものですね。
青いジン
実は、青い色をしたジンもあります。
『No.1ロンドンブルージン』
これを飲んだことがあります。
ドライジンですっきりした、少しレモンやライムを絞るとさらに美味しくなるジンでした。
瓶が変わったようですが、これは知らなかったです。
青いジンというと、ボンベイサファイアを思い出しますが、あれは瓶が青いだけ。
こちらは中身が青いです。写真で見るほどには青く見えないけれど、夏場などはこれをロックで…というのも涼しげで楽しいです。