機器構成
以下の通り構成しました。それぞれのレビューをして見たいと思います。
- ケース:SilverStone Precisionシリーズ SST-PS16B
- 電源:Silverstone Essentialシリーズ フルモジュラー電源 80Plus ゴールド認証 ATX電源 600W SST-ET600-MG ※500Wでもいいです(詳細はレビュー書きます)
- CPU:Intel Core i5 12500
- マザーボード:GIGABYTE B660M DS3H AX DDR4 MB5685
- メモリ:Crucial PC4-25600 (DDR4-3200)288pin UDIMM 32GB(16GB×2枚) CT2K16G4DFRA32A
- CPUクーラー:Deepcool AK400 CPUクーラー R-AK400-BKNNMN-G-1 FN1729
- ケースファン:GELID 12cmケースファン SILENT 12 PWM BLACK 静音仕様 PWM対応 FN-PX12-16 ※これは使っていません(詳細はレビュー書きます)
- グリス:サンワサプライ CPUグリス ナノダイヤモンド TK-P3D ※使っていません(レビュー書きます)
- SSD:Crucial SSD 1000GB MX500 CT1000MX500SSD1/JP (買い置きを2台搭載しました)
- SSD:Crucial SSD 500GB M.2タイプ2280 CT500MX500SSD4
- HDD:TOSHIBA MG08ACA14TE
- HDD:旧PCから移行した、Western Digital RED 8TBでヘリウム充填の古いもの
- SATAケーブル:ラッチ付き30cmを4本
ケースのリンク(amazonのアソシエイト)
電源のリンク(amazonのアソシエイト)
CPU (amazonのアソシエイト)
マザーボード(amazonのアソシエイト)
メモリ(すぐに否認するからリンクしたくなけど、ここが安い&安定なので楽天のjoshinへアフェリエイト)
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CPUクーラー(amazonのアソシエイト)
ケースファン(amazonのアソシエイト)
グリス(amazonのアソシエイト)
SSD SATA 1TB(amazonのアソシエイト)
SSD M.2 (NVMe) これは古い買い置きを使ったので今買うなら1TBなど最新にしてください(amazonのアソシエイト)
HDD これはkakaku.comとNTT-Xあたりで探してください(amazonのアソシエイト)
組み立てについて
箱出し、検品、色々やりました。
電源はケーブルを付けて差し込んでいます。電源のレビュー項目で書きますが、600Wにする必要はなかったです。500Wでも大丈夫だと思います。(保証はしませんが…。特に電力のかかるGPUを追加しない限りは、きっと。)必要な線だけ取り付けてください。
裏配線はマザーボード電源以外はしていません。取り付けた先は「将来的に配線する場所」を想定して引き出しておいてください。
実際には5インチベイがケーブルの長さ調整で押し込む場所になるので、ケースの5インチは使わないと考えてほしいです。今回の電源を利用しても、もし、5インチドライブを入れたら線を逃がす場所がなかったのではないかと思うのでかなりキツいです。
電源を組み付けたあと、SSDとハードディスクを搭載してください。
ここがやりづらいですが、これはケースのレビューのところで書きます。
マザーボードはメモリ、SSD(M.2)取り付けのあと、CPUをそっと取り付けてCPUクーラーを取り付けます。今回のクーラーはかなり大きいので先にメモリとSSDと取り付けておかないと干渉しそうです。
マザーボードにメモリの搭載位置は(FARSTと書かれてA2とB2が指されています。CPUから遠い2番目と4番目なので注意してください。(画像はレビューに載せます) ちなみに、取り付けたSSDは発熱が(別に使っていたSSDより)低いことがわかっているので、ケースに付いていた放熱板は外してあります。(ファンネルを外したわけではありません。)この500GBはいずれ1TBあたりに交換するつもりがあるのでそうしています。
CPUクーラーはグリスが塗ってあるので接合部分には触らないようにしましょう。マザーボード裏側にX字状の金具を付け、スペーサーを入れてCPUクーラーが乗る土台をおいてネジ固定します。説明書があるのでわかりやすいです。
でも、ここで一つ問題。CPUクーラーのファンはヒートシンクに風を当てるようについていますが、これだとハードディスクに干渉します。ファンを外してヒートシンクの反対外に、ヒートシンクからの空気を吸い出す向きにして取り付けています。
これだとケースファンがいらないんじゃないかと思うのですが、現時点ではケースファンは取り付けたままです。
CPUファンを取り付けたら、この時点でCPUファンの電源をマザーボードにさしてきましょう。
マザーボードに添付の背面のシールドをケースに取り付けます。
マザーボードを取り付けますが、全部のネジ穴にとりつける必要はないと思います。しっかり固定するつもりで4個くらいのネジを徐々に締めていけばよいと思います。
実は、取り付けたシールドでUSBポートの金具が飛び出してしまって一度マザーボードを緩めました。これ、けっこうアルアルな気がします。
これらが終わってから、マザーボードに裏側がら回した電源を取り付け、SSDとハードディスクに電源から伸びるケーブルのSATA電源と、マザーボードとSATAケーブルを結んで取り付けます。
フロントからのUSB 3のケーブルをマザーボードに刺します。
最後にケースファンをマザボのファンのところに取り付け、フロントパネルからの配線をマザボのピンに刺します。このあたり、ピンをおらないように慎重に。
ここまでいけば大丈夫でしょう。
個別レビュー
取り付けた部品のレビューを書きます。
ケース:SilverStone Precisionシリーズ SST-PS16B
Micro-ATXまでのケースです。SilverStoneの中ではかなり安価。
ディスク搭載の数が決め手でしたが、SilverStoneなら安心だろうと思っていた期待からすると少しがっかり。
ネジセットはついています。まとめてひとつのビニール袋に入っているので、どれがどれ用かはわかりづらいです。
良かったと思う点は以下です。
- 全体的に音は静か
- 最初から搭載されている12cmケースファンがとても静か。交換の必要なし!
- 5インチx1、3.5インチx3、2.5インチx3 3.5インチx3の搭載ができる
- 5インチベイは電源のケーブルの余長を押し込むにはちょうど良すぎる設計。しかし、MicroATX以下でSATAポートを5個以上のマザーボードってどれくらいあるのか謎。今回選んだマザーボーではSATAポートが4つしかなくて、もう1台搭載したかったができなかった
- MicroATXにはちょうどいいサイズ
マイナス評価をする点は以下です。
- ケースの手回しネジも強引に回した感じで、ネジの位置の精度が悪いのではないかという疑惑を感じる。手回しネジ以外でも少々疑問あり。昔買ったSilverStomeは評価高かったのに…
- HDDのベイは固定なので、SSDやHDDを交換する際はCPUクーラーを外す(マザーボードを外す?)ことが必要。2.5インチだけしか搭載しない場合は大丈夫かもしれない
ベイのディスクを固定するネジの位置は合っているものの、その位置だとケースの他の鉄板が邪魔をして垂直にドライバーを当てられない
ケースの横の側板が広がっているため裏側を回しての配線も可能ですし、マザーボードの電源についてはそのほうがよさそうです。安価なものだけに機能面の期待はしづらいです。電源ボタンやUSBが前面にあるのは意見が分かれるところかと。フロントにファン取り付け可能な場所があり、フィルターも用意されているのは丁寧でいいです。これはプラ部品を力で外すので何度もやっていると壊してしまわないか心配です。
電源:Silverstone Essentialシリーズ フルモジュラー電源 80Plus ゴールド認証 ATX電源 600W SST-ET600-MG
同じシリーズの500Wを見たところ、SATA電源が4つ(ケーブルが1本)でした。
搭載するディスクの距離が近すぎると1本でつなげるより2本でわけたほうがいい場合があるので、SATA電源のケーブルが2本でている600Wを選びました。しかし、1本でもつなげたし、マザーボードのポートが4つなのでケースに搭載できるディスクも4つまでだったため、500Wでもよかったかなと思っています。
良かったと思う点は以下です。
- かなり静かです。ファンの音は聞こえないと言っていいレベル
- ケーブル類は取り外し可能なので必要なものだけつけられるから便利です
気になる点やマイナス評価をする点はありません。サイズ的に収まるなら次に組み立てる機会には選択肢の有力候補です。
5インチドライブのところにケーブルのあまりは押し込んでいます。
CPU:Intel Core i5 12500
CPUは評価というほどのものはありません。ベンチマークするわけでもなく、それそうおうに進化してきているはずで、以前から core i5 派です。
マザーボード:GIGABYTE B660M DS3H AX DDR4 MB5685
小さくて静かなPCが好みなのですが、mini-ITXのマザーボードはメモリのスロットが2本のものしか見たことがありません。長らく購入を続けていたShuttleのキューブは4本あり、さらにディスクの収容数とか魅力的でしたが、今は値上がりが大きい上に対応CPUが1周遅れや2周遅れが当たり前。Shuttleを待っていても厳しいと思い、今回の組み立てを考慮しました。
普通に、無難なマザーボードだと思います。NICが1つですが、2つ欲しかったです。不満というほどではないものの…
SATAポートも、あと1つか2つ多ければとも思いますが、MicroATXのケースでディスクを4つも積めるものは多くはないし、自宅のPCなら4台も積まないでしょう。しかたないところです。
CPUクーラーを取り付けた状態だと作業がしにくい、つけたままだとディスクの換装ができない点も、普通のことだと思います。
使いませんでしたが、SATAケーブルが2本入っていて、うち1本のみ片方がL字コネクタです。ラッチ付きです。
自分は知らなかったことと、入っていても1本とか2本だろうと思い、ラッチの有無も不明。4台搭載するんだからどうせいるだろうと思ってSATAケーブルを4本購入したため、添付のものは使いませんでした。
マイナス評価をする点は以下です。
- ユーザーズマニュアルがペラ紙で、そのペラ紙はGIGABYTEのサイトからダウンロードできない点
- マニュアル自体はダウンロードできるものがあるものの、それはBIOS(UEFI)の設定などであり、マザーボードのピンの位置や数はわからない
- メモリスロットが4本で、CPU側からA1、A2、B1、B2となっている。デュアルチャンネルで使用する場合、1と1、2と2で挿すのだろうと予想はできるが説明がない。マザーボード上の刻印もスロットの横ではなくてCPU側にまとめてされており、そこでA2とB2を結んだ線でFIRSTの刻印がある。このFIRSTに関する説明はペラ紙にはない
- フロントパネルからのピンのについては、同じくマニュアルやペラ紙には説明がなく、マザーボード上の刻印を見るしかない。組付けてからでは読みづらく、あらかじめスマホで写真を撮って対応した。ここでは+と-が見づらくて苦労する。
- 刻印で意味不明なものもある、フロントの電源ボタンのLEDはPLEDに刺したけれど、PWR_LEDというピンもあった。
GIGABYTEのマザーボードを買うのは3回目ですが、こんな不親切だったかな? と考えてしまいます。ほかでも類似なのかもしれませんし、自分はなんとなく理解できる程度の知識があるから問題なかったけれど、初めて作るような人は戸惑うかもしれません。
メモリ:Crucial PC4-25600 (DDR4-3200)288pin UDIMM 32GB(16GB×2枚) CT2K16G4DFRA32A
メモリは Crucial を選ぶことにしています。
比較的安価で信頼できると思っているため。
DDR2のころからずいぶんと購入してきましたが、初期不良、使用中の故障などありません。性能評価をすることはないですし、オーバークロックすることもないのでこれでよいと思っています。
あえて、初期不良のことを書いたのは、DDR2やDDR3の頃に Transcend と半々くらいで購入していたことがあります。2.5インチSSDもCrucialかTransendかのどちらかの購入でした。メモリもSSDもTransendでは不良品を引いています。メモリは何本買ったか定かではないけれど、10本程度は買っているでしょうか。その中で不良は1本だったか2本だったか。SSDも256GBの頃から10個を超え20個は超えない数を買っていると思いますが、こちらは初期不良が2つありました。
TransdendのSSDで使用中に壊れたものは1つですが、これは外付けケースに入れてUSBポートに接続したり切り離したりをしている中で、どうやらShuttleのケースのフロントUSBポートの電源供給が弱いらしく、ちゃんと認識をしないのでつけ外しや再起動を繰り返しているうちに壊れたものだから、この点についてはTransdendが悪いとは言いづらいです。
どちらにしても、初期不良に複数回あったTranscendと、一度も不良をつかんでいないCrucialということで、途中からCrucial一択になりました。
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CPUクーラー:Deepcool AK400 CPUクーラー R-AK400-BKNNMN-G-1 FN1729
リテール品よりも静かなもの(リテールはつけてもいないのでどれくらいの音かはわかりません)をつけたいと思い購入しました。Core i5 12500にはリテールファンがついています。
取り付け方はマニュアルを見ればわかりますが、少しやりづらいです。
マザーボードを取り付けてからではできないので、ケースに据え付ける前にやってください。
それによってマザーボードを固定するねじが回しづらくなる個所もあるのですが、全部ねじ止めしなきゃいけないものでもないので、そのあたりはやれる範囲で。
グリスが塗られています。CPUとの接触面は触ってはいけません。(シールをはがすとかではなかったので気づかず少し触ってしまいました。)
期待通り、音は非常に静かです。
これをそのまま取り付けると、マザーボードではメモリ側、ケースで言うとハードディスク側にファンが付きます。ファンの風がヒートシンクにあたり、押し出されるような状態です。しかし、今回のケースではハードディスクと干渉してしまいます。
そこでヒートシンクに取り付けらえたファンを外し(金具が簡単に動かせて外すことは容易です)、ヒートシンクから吸いだすような向きにして反対側にファンを移動しました。(取り付けも簡単です。)
それによって、取り付けても干渉しない状態になります。ここから噴き出した風はすぐ近くのケースファン(背面側で、ケースの内側から外側に排気するもの)のすぐそばであり、もしかしたらケースファンを取り外してもいいんじゃないかと思うくらいです。
当初からついていたSilverStoneの12センチファン(PWMではない)が静かなため、取り外しはしていません。
ケースファン:GELID 12cmケースファン SILENT 12 PWM BLACK 静音仕様 PWM対応 FN-PX12-16
買ったけれど使いませんでした。
手にしたロットが悪かったのか、個体の問題なのか、静音とは感じない音がします。もとからついていたSilverStoneのもののほうが断然静か。戻しました。
グリス:サンワサプライ CPUグリス ナノダイヤモンド TK-P3D
M.2のSSDを交換する可能性が高いこと、メモリを増設しようと考えていることから、CPUを外すことがあると思い、先にグリスを買っておきました。まだ使っていません。
SSD:Crucial SSD 1000GB MX500 CT1000MX500SSD1/JP (買い置き)
CrucialのSSDは比較的安価だと思います。1TBがお買い得。
古くからあるもので性能的には見劣りするのかもしれませんが、自分は困ったことはありません。買い置きしたものはとりあえずケースに入れてバックアップ等に使っていましたが、使用時間も書き換え量も少ないので、今回の組み立てに利用しました。
最近は Western Digital の BLUE も購入しますが、Crucial の信頼が高いので値段が同じなら Crucial を選ぶと思います。
CドライブとDドライブに1つ、Vドライブに1つという使用方法。
DドライブはThunderBirdのメールデータと、一部の暗号化して格納しておきたいデータを入れるドライブです。VeraCryptでドライブごと暗号化してあり、起動時にマウントします。
Vドライブは、クライアントHyper-Vを立ち上げているので、そこで稼働させる仮想ゲストを入れておくドライブです。
なお、3台予備で転がっていた CT1000MX500SSD1 のファームウェアを見たところ、それぞれバージョンが違いました。Crucial Excluesive を使って確認の上、ファームアップデートしようとしたところ2つは「最新」と出ました。
中身(制御用チップ)などが違って、すべてのSSDを「最新化」できるわけではなさそうです。
SSD:Crucial SSD 500GB M.2タイプ2280 CT500MX500SSD4
これも余りを利用。1TBがよかったんですが、NVMeで1TBは手持ちがありません。(利用中の2つだけ。)
SSD M.2 (NVMe) これは古い買い置きを使ったので今買うなら1TBなど最新にしてください(amazonのアソシエイト)
ノートPCを換装するために購入し、乾燥してみたものの容量不足が気になりだし、1TBモデルも値段が下がってきたから買うかな~と考えて、1TBに取り換えて捻出された500GB。
使用時間は少なめでした。(150時間くらい)
もし、1TBを買うなら、Western Digital の BLUE ( SN570 ) にすると思います。
今は変わっているかも知れませんが、以前に Crucial の 1TB ( CT1000MX500SSD4 ) を購入、使用しましたが(これはSATAのもので、現在も使用中ではあります)負荷がかかった時の発熱がひどかったです。
M.2 SSD 用ヒートシンク ( Jonsbo M2-GRAY M.2 SSD用ヒートシンク 2280用 ) 購入
Crucialの1TBはチップが両面実装であり、それもあって発熱がひどいようにも思います。厚みがあることや両面であることから、片面しか考慮していないヒートシンクでは取り付けれないか、効果が薄いようです。
M.2を買うとしたら Western Digital を選ぶと思います。
HDD:TOSHIBA MG08ACA14TE
容量が大きいディスクが他と比べて安価に買えるので東芝を選んでいます。
MNとかMGとかは気にせず、安いものを買っています。
東芝ハードディスク MG08 (MG08ACA14TE) 14TB を購入。MN07 と比較。
ハードディスクも音はとても気にします。カリ音よりも回転による重低音。あれは気になりだすとかなり気になってしまうものです。ヘリウム充填になってからそういう音は減りましたね。
以前はHGSTばかりでしたが、ヘリウム充填が出て少ししたころから HGST 製品が高くなってしまったので東芝に乗り換えました。今のところ、不良には出会っていません。
HDD これはkakaku.comとNTT-Xあたりで探してください(amazonのアソシエイト)
HDD:旧PCから移行した、Western Digital RED 8TBでヘリウム充填の古いもの
古いもですから。8TBがヘリウム充填だったのは、出たての頃だけじゃないかとか。
SATAケーブル:ラッチ付き30cmを4本
30cm程度が一番いいようです。
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